国立音楽大学附属高等学校・音楽科

高大接続プログラム

高校2年次在学中に全員が国立音楽大学で大学の授業を体験する「授業体験講座」の他、3年次に一定の条件をクリアした生徒が国立音楽大学で大学生と一緒に授業を履修する「特別聴講生制度」を実施しています。
「特別聴講生制度」では、大学の定める成績基準を満たした授業については入学後の先取り単位として認定されます。

国立音楽大学 集中講座

2021年から附属高校生向けの体験授業を大学にて実施しています。
2021年は夏休みや期間休業日(9月末)に行いました。

2021年度実施講座

●ミュージカル講座 ●アンサンブル・ピアノ講座 ●弦楽アンサンブル講座 ●ジャズ講座 
●コンピュータ音楽講座 ●音楽教育講座 ●幼児教育講座 ●音楽療法講座 ●音楽情報講座

特別聴講学生制度

一定の条件をクリアした高校3年生は、「特別聴講生」として大学生と一緒に授業を受けることができます。
履修した単位は、国立音楽大学入学後には既習得単位となります。

国立音楽大学 音楽学部 演奏・創作学科 鍵盤楽器専修(ピアノ)
O.Mさん

私は高校三年生の時に音大連携の聴講生として国立音楽大学の授業を受講しました。大学進学を考えていたので授業や大学の雰囲気を知りたくて受講を決めました。
初めは授業や課題そして試験についていけるのか心配でしたが、先生が一つ一つ丁寧に教えて下さったので単位を取得することができました。
私が聴講した授業は「オペラ史」です。授業ではテーマに沿ってオペラ作品を取り上げ、その作品が作曲された時代背景や作曲家のこと、また歌曲の形式や編成、演奏技術に関して学びました。
最も興味深かったのは、ジョルジュ・ビゼーの≪カルメン≫を取り上げた授業でした。時代背景を学んだ後でオペラを聴くと、なぜ≪カルメン≫に「ハバネラ」や「セギディーリャ」そして「カスタネットの踊り」が取り入れられているのか理解を深めることができました。
一年間の講義を通して高校生のうちに「なぜ?」と疑問を持ち、考える力が身についたと思います。国立音楽大学へ進学を希望する皆さんには、大学の雰囲気を味わい、一足先に魅力を発見できる特別聴講生制度をおすすめします。