国立音楽大学附属中学校

未来が見つかる2つのコース、4つのプログラム

入学後もコース変更や主楽器変更が可能

一人ひとりの未来を育む柔軟な教育体制

本校では、コースやプログラムの変更や主楽器変更の制度があります。
生徒一人ひとりの可能性を発見し、進路変更も選択のひとつとして尊重し、その機会を設けています。

留学制度

本校では2018年度より、語学だけでなく異文化に触れ、コミュニケーションスキルを向上させるために、希望者対象の海外研修を実施しています。2018年度はニュージーランド、2019年度はカナダへの短期研修を行いました。言葉の障壁を感じたり文化の違いに戸惑ったりしながらも参加した生徒たちは、現地の人々の温かさや普段の学校の授業とは違うアクティビティを体験し、笑顔で楽しかった思い出を語ってくれました。 今後もより充実した海外研修プログラムを提供していく予定です。
音楽コース3年 Y.Tさん
音中で学ぶうちに自分がショパンを大好きなことに気づき、いつかポーランドで学びたいと思うようになりました。そのためにまず、外国で暮らす体験をしたいと思い、語学留学に申し込みました。英語は大の苦手だったこともあり、不安もありましたが、現地の方たちが明るく優しくて、最高に楽しかったです。カナダの雄大な自然の中のキャンプは、本当に貴重な経験でした。ホームステイ先では言葉がほぼ理解できなかったので簡単な単語しか発言できず、少し後悔もあります。しかし、帰国後は積極的に英語に触れたいと思うようになり、今では毎日英語で映画鑑賞するなど、自ら楽しく英語に向き合っています。次はポーランド語も勉強したいです。皆さんも是非貴重な体験をしてきてください!

リンツ音楽高校へのターム留学

高校音楽科では姉妹校であるオーストリア・リンツ音楽高校へ3カ月間のターム留学を実施しています。毎年1名が参加することができ、これまでに5名が留学しています。 慣れないドイツ語に苦戦しながらも、音楽漬けの充実した日々を送っています。
オーストリア短期留学
高校音楽科3年声楽専攻 森さん
(国立音楽大学附属中学校卒業)
私は高校2年生の9月から12月の4カ月間、本校の留学制度を利用してオーストリアのリンツに音楽留学をしました。リンツでの生活が始まったばかりの頃、留学が決まってから勉強を始めた私のドイツ語のレベルでは日常生活を送ることで精一杯でした。ドイツ語で行われる一般科目の授業内容はもちろん、クラスメイトが話しかけてくれることも理解することができませんでした。英語で話しかけてくれる人もいましたが、その英語も難しくて理解できず、恥ずかしさと申し訳なさでやるせない気持ちになりました。
そんな私の心を支えてくれたのは、音楽でした。誰も知らない場所に1人で降り立ち、心細かった私でしたが、音楽史の最初の授業の日、先生は確かに「Bachバッハ」と私の知っている名前を言ったのです。当たり前のことなのかもしれませんが、言葉の壁があっても、私が好きだと思う音楽と、みんなが好きだと思う音楽はしっかり繋がっていて、ここで学んだことは日本でも活きるし、日本で学んできたこともここで活かせる、と実感しました。 それからは、音楽が関わるものには、たとえドイツ語の意味がわからなくても全力で学び、楽しみました。声楽の先生からもドイツリート(ドイツ歌曲)を通して、ドイツ語の発音、呼吸法、発声法などを学び、時には「自分にとって、歌うこととは何か」という話をすることもありました。
留学生活が3カ月経った頃には、私に英語で話しかける人はほとんどいなくなりました。毎日ドイツ語を浴びて生活する中で、自然とドイツ語が分かるようになっていったのです。休みの日にも遊びに行くほど、気の合う友人にも出会うことができました。今でも1週間に1度は連絡を取り合っています。
私は高校生という多感な時期に留学に行くという、とても貴重な体験をしました。言語の壁を感じていた頃は楽しいことだけではありませんでしたが、全てのことが私の糧となっているのだと思います。私は将来、自分が留学に行くのではなく、オーストリアの人に呼ばれるような音楽家になりたいと考えています。そのために、留学の経験を活かしながら、国音の友人達と切磋琢磨して、未来に向かって沢山勉強しています。