国立音楽大学附属中学校

音楽コース

創立当初より、全ての教科をしっかり行い、専門的な音楽の基礎教育を行っています。
また、個々の特性を伸ばすために2019年度より2つのプログラムを用意し、レッスンや音楽関連の授業を通して、表現力・判断力・思考力に優れた人間形成を実践します。

音楽の基礎教育

他校より多く設定された音楽の時間は、音楽の基礎教育にあてられています。個人・グループレッスン、ソルフェージュ(視唱、聴音など)、創作(作曲)、音楽的感覚を養うリトミック、合唱等を行っており、その全てが附属高等学校音楽科、国立音楽大学へ進むための基礎的な力へつながります。

充実の個人レッスン

音楽実技プログラム

個人の技術を向上させながら、実技のレベルアップをより一層目指します。
独創的な演奏をするために必要な楽譜を読む力、表現力、想像力を養い個々の特性を伸ばします。また、2年次まで詩の作り方を国語の授業で、ソルフェージュの授業を通して作曲に必要な技術を学び、3年次には全員が合唱曲を作曲します。

音楽準備プログラム

これから音楽を専門的に学んでみたい方を対象としています。
1年次に鍵盤楽器以外の楽器または声楽を選択し、レッスンとソルフェージュを基礎から学び、2年次からの音楽実技プログラムへとつなげます。

レッスン

弦楽器

音中では、基礎を大変重視しています。中学生の時期は年齢的にさまざまな基礎を固める最後のチャンスになります。その一環として年2回のスケールテストを行い、生徒が継続的に基礎練習をすることの大切さを身につけます。また、同じく年2回の定期試験ではその基礎を活かしながら曲を中心に表現力を養います。
3年次では、高校音楽科のオーケストラの授業に加わることで、合奏することの楽しさを体験しながらアンサンブルの力を身につけます。

電子オルガン

クラシック音楽を中心に、電子オルガンの演奏に必要となる基本的な事柄を、総合的に学んでいきます。各生徒の能力に応じ、既成の楽譜を題材として、演奏や編曲の基礎を習得したり、更に進んだ段階として、オーケストラ作品などの自編曲にも挑戦していきます。また、スケール・カデンツ奏で様々な調性を覚え、コードネームつき一段譜を見ながら簡単なメロディーに伴奏をつけてきれいに弾くことで、即興演奏に必要な知識と技術を身につけていきます。

ピアノ

高校音楽科を含めた12段階のグレード制を本格的に導入し、生徒の力量に添って取り組むべき楽曲を担当教員と相談しながら決め、レパートリーを増やしていく意識づくりを行っています。全ての基礎となる24調の「スケール」「アルペジョ」「カデンツ」を習得しながら、複数の教員から直接アドバイスを得る「トライアル」を定期的に行い、生徒が多角的な視点で音楽を捉え、表現力を高めるためのきめ細かなサポートを行います。

管・打楽器

各専門楽器において基礎を中心に指導します。国内外で活躍する講師陣の演奏を間近で聴くことができ、特に骨格や呼吸機能の成長に合わせた無理のない音づくり、奏法を学ぶことができます。3年次からは高校のオーケストラの授業に加わり合奏形態に対応できるように、演奏力の向上を目指します。

声楽

オペラやミュージカルなど、本格的な学習へ向けてスムーズに移行できるよう、準備をしていくコースです。段階的に、少人数グループレッスンから個人レッスンに移行し、身体や声の成長に合わせてアドバイスをしていきます。

文理コース

2010年に誕生した普通コースを発展させ、文理コースを開設いたします。
音楽が身近にある環境で、知性と感性をバランス良く育み、表現力・判断力・思考力に優れた人間形成を実践します。

特選授業

特別選抜プログラム

さらなる実力向上を目指し、国語・数学・英語に関しては特別選抜プログラムに在籍する生徒のみを対象とした進度を速めて、深度を深める授業を行っています。また、学習コーディネーター「プラスティー」による学習コーチング(学習計画の立案とアドバイス)を受け、自主的に学ぶ力を養い、高校普通科特別進学コースへつなげます。

総合プログラム

基礎力を定着させ、自ら考える力を伸ばす教育を実践します。

思考力を養う

コラボレーション授業

聴く力・話す力・調べる力・まとめる力・発表する力を強化します。自分で考えて最適解にたどりつく力を養い、それぞれのレベルアップを図ります。1〜3年の文理コース生徒合同の授業で、上級生が下級生に教えたり、指示をしたりするので、生徒たちのモチベーションも高く、毎年良い成果をあげています

「できた!」と感じる勉強の楽しさが成績向上へ繋がります

 はじめまして。国立音楽大学附属中高の学習コーディネーターの清水章弘と申します。私は「勉強のやり方」を教える仕事をしています。塾を経営しながら、本や新聞連載を書いたりしています。また、NHKEテレのテレビ番組をお手伝いしていて、よく出演もしています。国立音楽大学附属中高では年間50日ほど、生徒たちや先生方と話したり、カリキュラムを作ったり、土曜特進講習を運営したりしています。
 勉強は「できない」を「できる」にすることです。だから、「丸付けまで」が勉強ではありません。「丸付けから」が勉強です。これが、勉強のやり方の基本です。勉強には、コツがあるのです。やってもできないのは、頭が悪いのではありません。やり方を知らないだけです。正しい勉強とは、自分に合ったやり方で、「わかった!」「できた!」という達成感を味わうもの。
 私は昔、勉強がきらいでした。でも、ふとしたことがきっかけで勉強の楽しさに気づき、なんとか現役で東大に合格しました。「東大生は頭がいい」なんて言われますが、それは違います。東大生は「人より早く勉強の楽しさに気づいた人」です。そもそも、勉強とは楽しいもの。「勉強のやり方」を通して、成績が上がり、楽しく勉強ができるようになることを、心から願っています。この学校で、いつか皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

 

プロフィール
清水 章弘(しみず あきひろ)

国立音楽大学附属附属中学校・高等学校
学習コーディネーター
株式会社プラスティー教育研究所 代表取締役

1987年、千葉県船橋市生まれ。東京大学教育学部を経て、同大学院(教育学研究科)修士課程修了。「勉強のやり方」を教える塾プラスティーを経営しながら、様々な学校・教育委員会・企業の教育アドバイザーを務める。教育系テレビ番組の監修や出演も行っている。